2007年06月01日

家庭教養講座 その1

今日はお待ちかねの家庭教養講座に行ってきました。
一時半からの講演で、一時過ぎには駐車場についたのに、とても混んでいました。
次回からはもうちと早く出なければ・・・

今日のテーマはこちら

  「しつけは何時の時代にも絶対に大切」

講師は評論家であり東京家政大学名誉教授の樋口恵子先生でした。

親は子供に、社会の規範に適応できるように“しつけ”をしなくてはいけない。
そして“しつけ”と“しめし”はセットである、ということを学ばせていただきました。

しつけをするには親自身が行動を持って見せて教育する。

自分の姿を見せている、見られている自覚が大切。



ごもっとも。
子供は親の背中を見て育つ、と言いますがまさにソレですよね。

樋口先生は、今の子供たちが昔の子供たちと違うのは親が悪いわけではない、と言われていました。
日本の就業構造上の問題がある、ということです。

親の背中を見て育つ、と言っても今の日本は働く時間がどこの国よりも長く、その上に共働きも多い。
子供が親の背中を見るに見れない状態。

地域の一員として活動しているところを子供に見せるべきだ。大人の実力を見ていないから、子供は大人を尊敬できなくなっている。

などなど。
育児真っ只中の私にとって、大変身にしみる内容でした。

昔は貧しいがために6歳ぐらいで親元を離れ奉公に出たりして、親子の別れがとても早かったという話を聞いている時は、本当に胸が締めつけられる想いでした。
そんなに幼くして親元を離れて働くなんて、今の時代ではまったく考えられないっ!
でもだからこそ、昔の人は「生きる力」というものが強かったんだろうと思う。

今はモノがあふれていれ、親元を離れたとしても、お金さえあればコンビニやらなんやらで食事を作らなくてすむ時代。
自立しなければやっていけない状態が減っているんですよね・・・


最後に強盗殺人で処刑された歌人のお話をしてくださいました。
長くなりそうなので割愛しますが、この話が私にはとても強烈で涙がほろほろとこぼれました。。。
「褒められた」ということが子供の支えになるということを、このお話を聞いて痛感しました。
私に文章力と表現力があれば、もっとうまく伝えられるのに、もどかしいガーン



戦争も高度経済成長も知らない私。
本当の苦労なんて知らずに育ったのも事実。
そんな私が子供たちのために出来ることは何だろう?

子供たちが私の生き方を見て育つと思うと、ボーっとしてられない。
私自身が一生懸命な姿を見せて、生き生きとしていたい。
母が一生懸命で、なおかつとても生き生きとしていたら、きっと子供ものびのびと育つんだと思う。



どうしてお母さんはこんなに楽しそうなんだろう?
どうしてお母さんはこんなに一生懸命なんだろう?
どうしてお母さんはこんなに輝いているんだろう?
そんな風に子供が思えるオカンになりたいです。


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Posted by モッキー  at 23:32 │Comments(2)教育

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この記事へのコメント
子育てもそろそろ終わりの私ですが、なるほどと学ばせてもらっています。
子育てとは、親育てでもあり。子供と一緒に成長していきたいものです。
そしていつか親を超えていく時がきてくれることを願うだけです。
Posted by カンチ at 2007年06月02日 08:12
★カンチさんへ★

育児は育自っていうぐらいですもんね。
カンチさんに子育ての先輩としてこれからいろいろ教えてもらいたいです♪
Posted by モッキー at 2007年06月04日 13:46
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